碁盤のお手入れ

碁盤の汚れは柔らかい布で拭き取って下さい。碁盤の側面は軽く拭くのがよく、特に切り口を強く拭くと割れ目に塗ってあるロウがとれて割れやすくなります。
天面のひどい汚れは、少量の植物油を布にかけて拭き取るとよいでしょう。
ぬか袋で磨くと、碁盤に一層つやが増し加わります。但し、水で濡らした布は禁物です。

碁盤の角やその他の部分が障害物に当たってくぼんだ場合、水に濡らしたタオルをしぼって二重にし、電気ゴテをあてると、くぼみが直ります。
ふくれたあと、水で白くなった部分を乾いた布か、ロウを少しつけて拭くときれいになります。
但し、タオルをかけていない部分をコテで焼かない様、少し斜めにすれば、簡単に直せます。

碁盤を使わずにおくと、表面に塗ってあるロウが白くなりますが、布で拭けばすぐにとれます。多少水分の残っている碁盤の場合は、シミがでる前にその部分だけが白くなります。その都度、乾いた布で拭いておくと、シミが防げて自然に碁盤が乾いていきます。

碁盤は天然の木ですから、常に呼吸しています。それに碁盤は厚みがありますので、上手な保管方法としては、温度や湿度の変化が少ない場所がふさわしく、冷暖房のきいた所や、日光や風通しの良い所は、碁盤は割れやすいのでご注意下さい。

メンテナンス用品